味覚センサーの補正について

前回の記事(東京アライド受賞)で紹介した味覚センサーの補正について一部ご紹介します。

今回のプロジェクトでは、補正用サンプルと検証サンプルを1か月間測定を行いました。補正用サンプルで補正モデルを構築し、検証サンプルを補正モデルで補正して検証しました。

なお、今回の測定に用いたアルファモス社の電子味覚システムAstreeには「長期間分析」というバリデーションモードがありますが、今回は測定が簡便な「一般分析」モードを用いて測定を行いました。

また、測定前準備(コンディショニング・キャリブレーション・センサー診断)を毎回測定前に行い、センサーが正しく動作していることを確認しております。

 

下記に補正用サンプル(HCl)検証サンプル(コーヒー豆E)のSWSセンサーの補正なし(青)補正済み(赤)の結果を表示します。

補正用サンプル(HCl)  検証用サンプル(コーヒー豆E)

 

下が検証用サンプル(コーヒー豆E)の結果ですが、補正なしのデータに比べて補正済みサンプルの範囲(=最大-最小)が小さくなっているのがわかります。

全てのセンサー(全部で7センサー)で同様の結果が得られました。

実際のアプローチ等について詳細をご希望の方はお問い合わせください。

 

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旧ブログ「官能評価なるもの」は平沼孝太が執筆しておりましたが、現在の「官能評価なるもん」は弊社社員が編集しております。
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