EXCEL標準偏差関数:STDEVとSTDEVA

ふと思いつきで更新してます。ご容赦ください。

さて、とある方からexcelの標準偏差を計算する関数について質問を受けました。

よく頂く質問は、母集団(nで割る)と標本(n-1で割る)の使い分けです。

※上記の答え

母集団(nで割る):STDEVP関数

標本(n-1で割る):STDEV関数

しかし、今回はSTDEV関数とSTDEVA関数の違いでした。

詳しく調べたことがなかったので、HELPを見たところ、数式は全く同じでした。引数の解説を見るとSTDEVは数値のみ、STDEVAは数値のほかに文字列や論理式も指定できるとありました。更にネットでも探したところ下記説明がありました。

STDEVA 関数と STDEV 関数

つまり、STDEVA関数は数値以外の文字列・論理式も計算に含めるということです。(「A」がつく関数は、Lotus 1-2-3 の関数と互換性を持つように設計された新しい関数セットで、EXCEL97以降に採用になったとのこと)

回答の誤記や入力チェックのことを考えると、官能評価では数値の標準偏差を出すのが一般的ですから(というか文字列で計算する状況が想定し難い・・・)、チェック機能として考えてもSTDEV(標本)/STDEVP(母集団)などのAのつかない関数をお勧めします。

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旧ブログ「官能評価なるもの」は平沼孝太が執筆しておりましたが、現在の「官能評価なるもん」は弊社社員が編集しております。
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