FIZZCalculationsの多変量解析機能は超優秀

官能評価ソフトウェアFIZZには強力な解析ツールFIZZCalculations(以下、FIZZcalc)があります。

通常はFIZZAquisitonでデータを収集し、FIZZcalcでデータを解析します。

このFIZZcalcにはデータのインポート機能があります。
インポート機能を使うと外部で取得した嗜好調査データを読み込んで解析したり、FIZZで取得したCATAデータを一度エクスポートして、編集後にインポートしてコレスポンデンス分析をすることができます。

FIZZcalcには下記の多変量解析機能が搭載されています。

【FIZZcalc搭載の多変量解析手法】
●主成分分析
●MFA(Multiple Factor Analysis)
●STATIS(Structuration des Tableaux A Trois Indices de la Statistique)
●コレスポンデンス分析
●判別分析
●クラスター分析
●プリファレンスマップ
▲IPM(Internal Preference Mapping)
▲官能特性付きIPM
▲PREFMAP(Vectorial,Circular,Elliptical,Quadratic)
▲AUTOFIT

特筆すべき点として、下記の手法・機能が使えることです。
●MFA
●STATIS
●プリファレンスマップにてAUTOFIT機能(AUTOFIT機能は前回記事を参照ください

MFAとSTATISは、パネル効果を考慮した手法として使われています。ホリスティック法のナッピングやソーティングのデータ解析にも使われている方法です。

フリーウェアのRでは両手法とも解析可能ですがスクリプト(プログラム)を記述する必要があります。しかし、FIZZcalcではマウス操作でこれらの高機能解析ができるのです。これを使わない手はありません。
※Rでは、SensoMineRと同時にインストールされるFactoMineRでMFA解析が可能です。また、STATISはade4というパッケージにstatis関数があります。

MFAとSTATISはFIZZCalcの多変量解析メニューのP.C.A FROM PROFILEからHORIZONTAL P.C.Aを選択して実行します。

今まで使っていなかった方は、一度使ってみてください。

さて、FIZZcalcの多変量解析機能の操作マニュアルの予約締め切りが近づいてきております。

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FIZZcalcを使いこなしたい方は必見です。
また、時系列手法のテキストも同日締め切りです。

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admin について

旧ブログ「官能評価なるもの」は平沼孝太が執筆しておりましたが、現在の「官能評価なるもん」は弊社社員が編集しております。
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