弊社の官能評価ソフトMagicSenseのTimeIntensityモジュールに新機能を追加いたしました。この他にもBase機能のセキュリティアップデートなどが含まれております。
2024/4/26の納品分から適用となります(Version 3.2.0)。既存ユーザー様には、アップデートの準備ができ次第にメールにてお知らせいたします。
今回のグラフ機能を利用いただくことで、TimeIntensityの回答状況をリアルタイムまたは回答完了後にフィードバックとして見られるようになりました。これまで通り解析やグラフ作成は解析ツールMSA(MagicSenseAnalyzer)で行えます。
今回の目玉は「フィードバック・グラフ機能」です。
MagicSenseは官能評価データの取得だけではなく、官能評価パネルのパネルトレーニングにも最適化されたソフトウェアです。トレーニング方法の1つのアプローチがフィードバックトレーニングです。パネリストに回答結果をフィードバックすることで、用語の意味や強度などの感覚記憶を修正・定着させていきます。TimeIntensityモジュールに、このフィードバック・グラフ機能が搭載されました。
下記は回答イメージです(クリックすると動画gifがご覧いただけます)
今回のアップデートによりMagicSenseの中でフィードバック機能のあるモジュールが下記の4モジュールとなりました。
既存)
・ラインスケール
・カテゴリカルスケール
・識別法
新)
・TimeIntensity(本アップデート)
フィードバック機能はパネル訓練をする上で重要な機能です。TimeIntensityのトレーニングでは評価用語の意味だけではなく、強度やリアルタイムの応答性などを習得する必要があります。また、適切なトレーニングサンプル(試料)を用意することも大切です。
TimeIntensityモジュールのグラフ機能は3つのモードがあります。設定画面で選択します。
1.グラフを常時表示(リアルタイムなグラフ表示)
2.グラフを回答終了後のみ表示(フィードバック用のグラフ表示)
3.非表示(グラフ表示しない)
1は、グラフ表示をしてから回答を開始すると回答がリアルタイムでグラフに表示されます。リアルタイムで回答状態を見たい場合に使用します。
2は、回答終了後にグラフ表示ボタンがアクティブになり、ボタンを押すとグラフが表示されます。フィードバック的な使い方に使用します。
3は既存と同じくグラフ表示のない画面です。
今回はMagicSenseのアップデート情報をご紹介しました。
新規の方も既存ユーザー様も、ぜひご購入をご検討下さい。