バレンタインデーはおいしいチョコを食べましたか?
市場に出回るチョコレートが多様化し、消費者(というか私に)に選択肢が増えたことは嬉しいですね。
さて、そんなバレンタインデーの翌日ですが、何の日かご存知でしょうか?
「宣伝会議」2/15号の発売日でした。
なぜ突然そんな話題が出るのか。
話は昨年末のことです。
弊社代表の平沼が私にこういいました。
「官能評価での統計手法なんて難しいのはいらんよ。それよりもパネルだ。
パネルが悪けりゃどんな統計手法もゴミだね」と。
最近の平沼はアンケートの集計とパーセンテージぐらいしか計算してませ
んでしたし、私もちょっと虫の居所が悪く、つい
「都合のいい言い方ですね」
と言ってしまいました。言った後で、しまったと思ったのですが、平沼の
ほうを見るとニヤニヤしています。
「ぶ、不気味だ」
ここからはライブで。
平沼「平均以外も知ってるよ」
私 「当たり前じゃないですか!」
平沼「多変量解析はできないとでも?」
私 「そういう意味では。ただ、最近そういう(高度そうな)分析をしているのを見ないですよね。」
平沼「必要ないからだよ」
私 「なんとでも言えますよね」
平沼「・・・。ところで8月に娘が生まれたのを覚えてる?」
私 「もちろん。それが?」
平沼「誕生記念になんかやろうと思ってさ。ネットを見てたら宣伝会議と野村総研が
『マーケティング分析コンテスト』というのを開催するのを見つけたんだ。でね、応募した。」
私 「はぁ・・・」
平沼「仕事じゃ使わない斬新な分析をしてみたよ。2月中旬に発表だから。」
そういって平沼は出て行きました。
その後、前年の受賞レポートを読んでみたのですが、訳がわからない分析ばっかりでした(涙
http://www.sendenkaigi.com/mac/index.html
いわゆるデータマイニングとかそういう分野だと思います。
話が長くなってしまいましたが、そのマーケティング分析コンテストの結果が「宣伝会議」
2/15号に載っているというのです。正直、偉そうなことを言って載っていなかったらチクッと
言ってやろうと思ったのですが、一方で、載ってなければそれはそれで寂しいなぁ、と。
おそるおそるジュンク堂へ行き、宣伝会議2/15号を見つけて手に取りました。
表紙にはそれらしい項目がありません。
「次号なのかな」
目次を開いてみました。
「おー、あったあった。054 独自の視点で購買要因を分析『マーケティング分析コンテスト2008』詳報。これだ」
おっかなびっくりで、54ページを開いてみるとそれらしいのがあるじゃないですか。見開きで特別レポート。
左側のページに受賞作品の一覧が・・・
最優秀は、東洋大学と東大院の方(1点)
優秀賞は、関西学院専門職大学院の方(1点)
奨励賞は、平沼孝太、福岡大の方(2点)
おー、なんかもらっている!
なになに、審査員コメントは、
「『買う人、買わない人』という着眼点が面白い。商品カテゴリによって結果に差が出ることを、ひとつのインプリケーションとして示している。」(横浜国大 阿部教授)
「シングルソースの使い方、態度変容を見る着眼点が非常に新鮮。検証・調査には有用性がある分析だと思う」(野村総研 塩崎氏)
(以上、『宣伝会議』2/15号より引用)
だと。
うむむ、どうやら平沼のいう「斬新な分析」とやらは一応の評価を得てるらしいぞ。
悔しいが、平沼にはチョコレートを倍にせねばなるまい(今年は週明け配給なので)。
それにしても大学関係者ばかりの受賞者の中によく紛れ込んだなぁと、ちと尊敬。
そんなバレンタインデー明けでした。