7/14に日本官能評価学会 企業部会の第一回会合が開かれました。
20人ほどの参加者があり、食品・飲料を中心に化粧品・日雑系メーカーなどが参加されていました。
名古屋からも参加があり、皆さん意欲にあふれていました。
会合では、部会の方向性や活動内容、活動テーマなどまっさらなところからのスタートという感じでした。
参加して感じたことは、皆さんがかなりマーケティングの知識に興味があるということでした。一方で、マーケティングサイドと官能評価サイド(開発)の意見の食い違いや視点のギャップがあることも認識されているようです。マーケターとして知識を深めたいというより、コミュニケーション対象者であるマーケターを理解するためにマーケティングの知識を身につけたいといった感じでした。
現在、私自身の業務はマーケティングと官能評価の両方に従事しているので、マーケティングサイドからの視点も官能評価サイドからの視点も理解できます。そこには小さいようですが、実は大きな溝があり、この溝を埋めるのは非常に大変だと感じています。
小さい食品会社やレストランならば、商品開発もマーケティングも同じ人が一貫した視点で携わるので、溝が生まれ難いですし、あったとしても自分の中で解決できます。しかし、大企業ともなるとセクショナリズムと相まって非常に難しい問題となってきます。
解決の糸口としては相互理解が最も重要です。
そのきっかけとして企業部会を通じて何らかの貢献ができればいいなと思っております。
日本官能評価学会に所属してなくても参加できるそうです。
ご興味のある方は下記をご参照ください。また、ご紹介もできますので希望の方はご連絡ください(webmaster@taste-technology.com 件名に「企業部会紹介希望」)。
文責 平沼