時差14時間のPangbornは本日21時45分(日本時間)から開催!

東京オリンピックが終わり、Pangbornが始まります。

元々はバンクーバーで会場実施される予定でしたが、コロナの影響でオンライン開催となりました。覚えている方もいると思いますがバンクーバーも2010年に冬季オリンピックを開催した都市です。1988年にはカルガリーオリンピック(冬季)もありましたね。やはりカナダは寒い国なのでしょうか。

実際、この時期にバンクーバーに行くと気温は20℃前後で8/9 16時現在16℃と表示されています(yahoo.com weather)。もし、バンクーバー実施だったら日本との温度差にびっくりしたことでしょう。

そして今日(8/9)の日本時間(JST)21:45から14th Pangborn(2021)が開催されます。
時差がCDT(米国中部標準時間)とは-14時間なのでリアルタイムで参加するのは中々大変です。
リアルタイムを気にしなければ、24時間後には録画ビデオが公開されますし、朝4時(JST)くらいに早起きすれば午後の後半部分はリアルタイムで参加できます。

会場実施の場合は、同時に別会場でプレゼンがあるので全てを見ることができないのですが、今回のオンラインでは同時プレゼンがないので探しやすいです(ポスター、チャット等は別)。

しかしプログラムが見難い。PDF一枚で見れたら良かったのですが、すべてブラウザ上で提示され、しかも都度クリックしないと詳細が表示されない。KEYNOTEと表示があっても実際にはKEYNOTE、Q&A、3つのプレゼンとディスカッションで構成されており、いちいちクリックして見に行くのが手間でした。

開催前に目を通した中で私が気になっているのは次の2つ(もっとありますが、とりあえず)です。

1日目 8/09 09:30-09:45 CDT
KEYNOTE1/O1.3 「Taste and smell perception in hospitalized COVID-19 patients」

3日目 8/11 15:30-15:45 CDT
KEYNOTE6/O6.3 「Moving consumer testing into the home」

1つ目は現在進行形なコロナ患者の味覚嗅覚の研究です。
味覚嗅覚の機能評価は主観評価が多い中で12臭と4呈味を使った客観的指標の内容となっています。コロナ治療のきっかけになるといいですね。

2つ目は、リモート評価についての大規模な研究です。
私も7月の官能評価学会企業部会で「リモート評価」について発表させていただきましたが、その内容と類似テーマだったので、非常に気になっています。

Abstructを読んだのですが、「まだデータ解析中で、2021年6月には結果がでる。Pangbornでは、頑健で画期的な研究結果を学ぶ機会が得られるぞ(意訳、下記原文)」

Data analysis is on-going with results available by June 2021, thus presentation at Pangborn will give delegates the opportunity to learn the outcomes of this robust and ground breaking study.

180を超えるデータセットからの解析結果ということで、これは気になりますね。

ポスター展示は100件を超えているので、まだまだ目を通していませんが、時間を見つけて読みたいですね。

さて、あと5時間ちょっとでPangborn開催です。
そして昼夜逆転生活の始まりです!!

admin について

旧ブログ「官能評価なるもの」は平沼孝太が執筆しておりましたが、現在の「官能評価なるもん」は弊社社員が編集しております。
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